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新たな体験を創造し、世界へ届ける。マーケティング戦略を支える3部門トップが語る未来図

コロプラでは、国内市場の深耕と海外市場の開拓という両軸で事業拡大を進めています。その中核を担うのが、マーケティング、アライアンス、海外ビジネス開発の各部門です。今回は、エンターテインメント本部 Bスタジオ部長の藤野貴之さん、アライアンス部部長の木村武志さん、経営企画本部 海外ビジネス開発部部長の田内順さんの3名に、各部門の役割や業務内容、仕事のやりがい、求める人物像などについてインタビューを行いました。ゲーム業界特有の知見を活かしながら、新たな体験をどのようにユーザーに届けていくのか、その取り組みの最前線に迫ります。

エンターテインメント本部 Bスタジオ 部長

藤野 貴之

家庭用ゲーム開発会社にデザイナーとして勤務。その後、起業、スマートフォンアプリ開発会社、外資系ゲーム開発会社を経て、2019年にコロプラへと参画。複数タイトルでディレクターやアートディレクターを担当した後、横断デザインスタジオ部長やマーケティング戦略部部長などを歴任。2025年2月より現職。

アライアンス部 部長

木村 武志

ゲームソリューション会社でのプロモーション営業と海外アライアンス営業、IPゲーム専門企業でのプロデュース業と版元営業やプラットフォーム営業を経て2020年にコロプラに中途入社。プロモーションを担当した後、現在はアライアンスグループと広報グループの部門長を務める。

経営企画本部 海外ビジネス開発部 部長

田内 順

大手総合エンターテインメント企業でアミューズメント施設の運営や家庭用ゲーム機の法人営業、海外事業部門を経験した後、同社グループ内でPCオンラインゲーム、スマートフォンゲーム事業を統括。コロプラには2024年4月に入社。海外事業室室長を務め、2025年1月より現職。

コロプラのマーケティング戦略を支える3部門の役割とは?

まず、皆さんの部署が担う業務領域について教えてください。

藤野

エンターテインメント本部 Bスタジオでは、国内市場向けのマーケティング活動を行っています。ひとくちにマーケティングと言っても手がける業務は幅広く、新規ユーザー獲得に向けた戦略立案、オンライン・オフライン問わず各種プロモーションの企画・実行、ファンマーケティング、SNSコミュニティ運営などを担っています。

木村

アライアンス部には、プロダクト広報とアライアンスの2つの機能があります。プロダクト広報グループでは、主に対外的な情報発信を担当。ゲーム・エンタメ系メディアへのアプローチなどを通じて、掲載媒体の先にいるユーザーさまに、魅力的な情報をお届けできるよう尽力しています。アライアンスグループでは、「白猫プロジェクト」などコロプラの持つIPの活用や、他社IPの利用にまつわるさまざまな業務を手がけています。具体的にはコロプラの自社IPの権利を供与するライセンスアウトと他社様の権利を受け取るライセンスインがあり、いずれも「コラボ」や「タイアップ」という形式ですがライセンスビジネス全般を行っています。

田内

海外ビジネス開発部で行っている業務は、お二人の部署で展開している業務内容の海外版と捉えていただけると分かりやすいかもしれません。コロプラはこれから、海外市場での事業展開に本腰を入れる計画です。そうしたビジョンのもと、私たちの部署では、IP活用も含めた海外企業との連携の話をまとめ、必要な際は権利関係の調整なども行っています。また、コロプラが作ったゲームを海外市場に展開するためのマーケティング活動や、海外のゲーム市場のリサーチ、新市場や新規事業の創出といったBizDevのような役割の動き方もしています。

仕事のやりがいは、どのようなところにあると思いますか?

藤野

これはコロプラならではの特徴だと思うのですが、新規タイトルから既存タイトルまで、幅広いマーケティングに携われるのが醍醐味です。既存タイトルでは、「白猫プロジェクト」や「黒猫のウィズ」のような運営期間が10年超のものもあり、ユーザーさまとの間に築いてきた信頼関係をもとに、さまざまなコミュニケーション施策を実行していくのは、やはりやりがいがあります。一方で、次々と開発される新規タイトルはすべてジャンルが異なるため、ゲームごとに最適な施策を考えなければなりません。どうすれば新規のユーザーさまに遊んでもらえるのか。どのような市場を狙い、どんな魅力をどのように伝えれば、担当タイトルが盛り上がるきっかけを作れるのか。そうしたことを考えるのは難しさもありますが、とてもおもしろい仕事だと思います。

木村

広報としては、自分たちの仕事でメディア掲載が実現し、その記事や番組で多くのユーザーさまの心を動かせたとき、達成感を感じます。近年、ゲームのPR活動においては、媒体の持つ影響力よりも、1万人のユーザーさまの実感のこもった声のほうがパワーが大きくなってきています。そのため、我々広報グループとしても、ただ媒体に記事を載せてもらうのではなく、その先にいる読者がSNSに書きたくなるような企画を考え、メディアに提案をしていくことを大切にしています。SNSで目に見えて“バズ”を起こせたときや、ユーザーさまが「コロプラ、やっぱりおもしろいね!」と言ってくださっているのを目にしたときは、やはり大きなやりがいがあります。

木村

アライアンスグループの場合は、ユーザーさまから良い反応を得られ、それに伴って売上目標をしっかりと達成できたとき、やりがいを感じます。特にIPを活用した他社とのコラボレーションを行う際などは、ともするとIPのファン目線が置き去りになってしまうもの。ファンの方々に喜んでいただける施策を考え、権利関係者と話をまとめ、それを実現させることができたときの達成感はひとしおです。

田内

海外ビジネス開発部では、これから海外市場に打って出るフェーズとなるため、ゼロから組織や仕事を作っていけるおもしろさがあると思います。また、ゲーム業界では通常、BizDevとマーケティングは機能的に切り分けられている会社が多いものですが、コロプラでは両方の役割を一気通貫で担うことが可能です。マーケティング活動の一連の流れの中で市場創出に携わることができるため、キャリア形成の観点からも、非常におもしろいチャレンジができるのではないでしょうか。

1社完結のゲームビジネスは存在しないからこそ、社内外との対話が重要

マーケティング領域を担う部署の責任者として、大切にしていることがあればお聞かせください。

田内

私たちは、海外企業とのコミュニケーションの最前線に立っています。そのため、出会いを大切にし、他社との関係性を常に良い形で保っておくという点を強く意識しています。また、そうした社外との関係構築は、社内の課題やニーズがあってこそです。そのため、他部署でどのような課題があり、実現したいけれどできていないことは何なのかを正確に把握することも日頃から心がけています。

木村

アライアンス部も、大切にしていることは、海外ビジネス開発部とおおむね一緒です。企業やメディアとのコミュニケーションが多い部署ですから、社内の課題を把握した上で、相手先企業の課題や目的をしっかりとヒアリングし、共に同じ目標に向かって歩けるようなパートナーシップを築けるよう意識しています。そのためにも重要なのが、日々の人間関係の構築です。取引先の担当者といかに腹を割って話せるか。まだまだ力及ばずだと感じる場面も多いですが、AIにはできないコミュニケーションのあり方を体現しようと、部署のメンバー全員で努力を重ねています。

田内

コロプラも取引先企業も、どちらも発展できるようなビジネスを展開しようとするなら、お互いのメリットを押さえたパートナーシップを提案することが重要なんですよね。

木村

そうなんです。ゲーム業界には1社で完結するビジネスは存在していませんから、すべてのクライアントとより良い関係を築くための努力は必須だと感じます。自分自身がコロプラの看板を背負い、会社の窓口を担っている意識が欠かせません。加えて、取締役の言葉も含め、中期経営計画などのビジョンも自分事として落とし込んで理解するように心がけています。

藤野

ビジョンを粒度高く理解し、部内の業務に活かしていくことは、私も日々気をつけていることです。また、私の部署にはSNSの運用担当者もおり、ユーザーさまとのコミュニケーションの最前線を担っているため、部内では「ユーザー目線を持って施策を考えること」を常に大切にしています。忙しくなると、どうしても社内の事情や、前例がある施策に目が向いてしまうものです。しかし、そういった状態になってしまうと、ユーザーさまに心から楽しんでいただくという目的から離れてしまったり、結果として事業的な目標を達成するための取り組みからはかけ離れてしまったりすることも出てきてしまいます。。タイトルごと、施策ごとに、見るべきユーザー層や外部環境は異なりますから、毎回のコミュニケーション施策で「今回はどうすれば目標を達成できるか」を問い、必要な手段を考え、実行するようにしています。

開発とマーケティング、部署間連携でゲームを世に届ける

藤野さん、木村さん、田内さんが管掌する三部署で連携をとる機会は多いのでしょうか。

田内

多いですね。日本を含む世界市場を見据えて新しいゲームを作ったり、ビジネス開発を行ったりする際は、IPなどの権利取得や他社との連携に向けて、アライアンスグループと共にプロジェクトを進めています。また、まだ件数は少ないものの、海外市場向けのマーケティング・プロモーション活動を行う際は、藤野さんのチームと共に仕事をすることもあります。

藤野

先日は、あるタイトルに関して、海外ビジネス開発部とプロモーションの企画相談を行いました。このタイトルは、日本だけでなく世界のゲームファンにも届けたい作品だったため、全くアイデアのないところから何度も田内さんと相談し、参加するイベントやアプローチするメディアなどについて具体的な戦略を練っていきました。こうした内容の相談は、国内市場向けの施策の場合、木村さんに壁打ち相手になってもらうことが多いです。木村さんの部署ではプロダクト広報からIPを活用したビジネス構築の部分までを手がけているため、例えば「白猫プロジェクト」などの自社ゲームと他社とのコラボレーション案なども相談に乗ってもらうことがあります。グッズ展開やメディア掲載などについても、日頃からいろいろな意見をもらっていますね。

木村

海外ビジネス開発部と連携をとる際は、ビジネスの上流部で“中長期目線の種まき”を行う仕事も多い印象です。コロプラとしてはこれからも継続的に新たな市場の開拓に挑戦していく方針ですから、その目的を叶えるためにも、田内さんの部署と共にターゲット市場を選定し、その市場で事業を展開するために必要なパートナーシップの構築を手がけています。国内外で施策を同時並行で進めることも多いため、三部署の連携はかなり密に行えていると思います。

藤野

我々のような管理職層の連携だけでなく、現場メンバーの連携も頻繁に行われています。特に私たちの部署では、アライアンス部とはほぼ毎日顔を突き合わせて仕事をしていますし、海外ビジネス開発部との連携も今後増えていく見込みです。

田内

直近ではまだ海外向けのタイトルが少ないため、連携する機会も限られていますが、これからは国の垣根を超えてゲームを届けていきたいと考えているので、藤野さんの部署と連動した施策なども増やしていければと思っています。

開発部門との連携はいかがですか?

藤野

開発部門との連携も、ほぼ毎日発生しています。例えば、ゲーム内で何かイベントを行う際は、開発チームととも、目標数字を設計し、プロモーション施策内容を策定し、情報の出し方まで検討します。この際、開発チームもプロモーションを意識して意見交換を行いますし、プロモーションチームからも、ゲーム内に盛り込んでほしい機能などを相談したりします。こういった連携を行うことで、ゲームが持つ魅力を最大限にユーザーさまに届けることができます。

開発とマーケそれぞれ核となる業務は異なりますが、同じ目標に向かって密接に連携をとるのが重要だと考えています。

木村

アライアンスグループの場合は、例えば4月1日よりスタートした「白猫プロジェクト×野郎ラーメン」のコラボレーションのように、自社IPのライセンスアウトに携わることも多いものです。そうしたプロジェクトを進める際は、企画段階から開発チームと対話を重ね、どのような目的でコラボ企画を打ち立てるのか、目線合わせを行うことも多いです。その後、デザインなどが社内のレギュレーションに沿っているのか、開発現場に監修をしてもらっており、開発部門との連携は短いもので2~3カ月、長いと1年以上にわたるものもあります。広報グループも、開発部門とは頻繁にコミュニケーションをとっています。社外に情報を出す上で、誤ったことを伝えるわけにはいきません。私たちが書いたプレスリリースの内容が正しいのか、細かい仕様はどうなっているのかなど、開発に携わったプランナーなどにこまめに確認しながら、業務を進めています。

「新しい体験」を日本と世界に届け続けるために

今後、どのようなスキルや経験を持った方に参画していただきたいですか?

田内

事業開発に携わる上では、連携すべき企業や創出できる市場規模の予測などができる、いわゆる「青写真が描ける方」にぜひ参画していただきたいです。仕事に対する熱意を持ちつつも、我流になることなく、会社の方針を深く理解して、それに沿った新しいビジネス像が描ける。そんなバランス感覚を持った方とお会いできたら嬉しいです。その意味では、ゲーム業界の動向に関する知見はかなり高い水準で求められます。ゲーム会社での実務経験は問いませんが、業界で行われているビジネスモデルなどに詳しい方にご応募いただけたら幸いです。

木村

アライアンス部も同様に、ゲーム業界に関する知見は求めたいところです。その前提があった上で、特に広報グループでは、現代社会の情報の流れ方やSNSの使い方を深く理解している方に来ていただけるとありがたいなと感じます。アライアンスグループでは、音楽業界やゲーム業界などで宣伝やプランナーを担い、ライセンスビジネスの経験がある方にぜひ参画していただきたいです。我々が扱うIPは知的財産ですから、権利をいかに保護しつつ、IPを最大限に活用できるかという特有のセンスが求められます。そうした部分に高い感度を持っている方ですと、入社後すぐに活躍していただけるように思います。また、アライアンスグループも広報グループも、向き合うのは他社やメディアの担当者です。社外の方々と良い形で連携できるよう、相手の話を一度自分の中で受け止め、咀嚼した上で、自社の事情を考えるコミュニケーション上の姿勢は必要だと感じます。

藤野

toC向けのマーケティングでは、仮説構築力と戦略を地道に実行するタフさが求められます。前例やデータを参考に仮説を描き、必要に応じて動き方や手段を柔軟に修正できるバランス感覚のある方と働きたいですね。ゲーム業界の経験は必須ではありませんが、特にプロモーション領域の業務では、ゲームプランナーやファンコミュニティの運営経験が活きる場面が多いように思います。また、近年はSNSの重要性が増していますので、日頃からSNSに親しみ、ファンの視点で企画立案ができる方も活躍できると思います。何かに特化した強みがあり、ユーザー目線を持ったマーケティング活動に携わりたい方は、ぜひ一度、コロプラの面接に足を運んでいただけますと幸いです。

最後に、今後の展望と採用候補者へのメッセージをお聞かせください。

藤野

コロプラは、これからも新しい体験の創出に挑戦していきます。マーケティング部門としても、そうしたこれまでにない体験をどう世の中に届けていくべきなのか、コロプラならではのものづくりとマーケティングのあり方を科学していきたいです。これからもユーザーさまに最大限満足していただけるようなゲームと体験を届け続けられるよう、尽力していきたいと思います。

また、取り扱う商材がすべからく「新しい体験」だからこそ、魅力の伝え方も工夫が求められます。難易度の高い仕事ですが、成功すればヒットを生み出せるし、チャレンジすることでマーケターとしてもレベルアップできる。そういった環境でチャレンジしてみたい方、お待ちしています!

田内

コロプラの方針として、今後は「IP×海外」で北米市場に注力していくことが示されており、新しい市場を北米やグローバルで作っていくことが私たちのビジョンです。市場も社内のチーム構成も0から1を作る段階なので、新しいことにチャレンジしたい方は、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。

木村

BtoBでのコミュニケーションが主軸となるからこそ、新たなビジネスを構築するためのヒントを数多く得られるのが私たちのチームだと考えています。そのため、今後は既存のライセンス事業軸でもビジネス開発を進めていきたいです。コロプラは、既存事業を大切にしながらも新しい体験を作り続ける会社です。だからこそ、「“新しいこと”も楽しめる方」ですと、きっとコロプラの組織風土にマッチし、日々楽しみながら仕事ができるのではないでしょうか。いつか選考や面談で皆様にお会いできる日を楽しみにしております。


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