コロプラで広がった自分自身の可能性。コミュニティマーケティングでゲームのファンを盛り上げる
ユーザーの皆さまに長くゲームを楽しんでいただくために、コミュニティを構築・運用して相互コミュニケーションを図るコミュニティマーケティング。今回はコロプラのコミュニティマーケティング担当にインタビューし、キャリアパスや実際の業務、やりがいなどを話してもらいました。
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2024年入社 コミュニティマーケティング担当
- R.A.
2024年コロプラ入社。現在まで2タイトルのコミュニティマーケティングに携わる。
●R.A.さんの好きなエンタメ
最も好きなゲームは『The Last of Us』。『ワンピース』のカードゲームにハマり、休日に友人と練習して大会に出場している。
好きな漫画は『スラムダンク』、アニメは『サイバーパンク:エッジランナーズ』『進撃の巨人』などストーリーものがお気に入り。
週末にお酒を飲みながらのサッカー観戦が好きで、マンチェスターシティオフィシャルファンクラブに入っている。
未経験からコミュニティマーケティング職へ
私はこれまで、2社で経験を積んできました。1社目が、新卒で2019年4月に入社したゲームパブリッシャーの企業です。同社では人事を担当。2020年8月まで勤めました。2社目はゲーム配信プラットフォームを手がける企業で、配信者とのコミュニケーションや配信者を主軸とした企画を中心に、職種の枠組みを超えてさまざまな業務に携わってきました。この会社には2020年9月から4年ほど勤務。2024年7月よりコロプラで働いています。
前職からの転職を考えたのは、今後の人生を見据えたとき、多彩な業務をこなせるゼネラリストではなく、特定の分野に高いスキルと豊富な知見を持つスペシャリストとしてキャリアを築いていきたいと思ったからです。では、どこで専門性を磨いていくべきなのか。これまでの経験を総合して導き出したのは、「コミュニティマーケティングに携わる」という新たな目標でした。年齢的にも、この先歩いていく道が定まってしまう最後の転職のタイミングだと感じたため、コミュニティマーケティングを仕事にすべく、転職エージェントを利用して転職活動を進めていきました。
「ここなら挑戦できる」と思えたから
コロプラとは、転職エージェントの紹介で出会いました。コミュニティマーケティングに携わりたいと思っていたものの、実際に転職活動をしてみると、なかなか特化した職種に出会うことができず、マーケティング職に応募しては、書類選考でマーケティングの職務経験がないことを理由に不採用となる日々が続いていました。そんな中で、コロプラはコミュニティマーケティング専門の職種を置いていたのです。この会社でならやりたいことができるのではないかと、選考に応募することを決めました。
面接では、面接官の方とフラットにさまざまな会話をすることができました。中でも印象に残っているのが、ゲーム開発会社としてコミュニティ形成に取り組む意義や、コミュニティ運営で大切にすべき姿勢などについて意見交換をしたことです。前職や前々職での経験から、私は「これからの時代は、よりユーザーコミュニティにフォーカスしてエンゲージメントの向上を図ること」、そして「そのコミュニティごとに不文律があり、それを把握しながら、適切な手段を用いて集団を盛り上げていくこと」の2点が重要であると考えていました。そうした考え方を面接で伝えたところ、コロプラも同様の価値観を持っていることを実感。ここでなら、自らさまざまな取り組みを考え、それらにチャレンジしながらコミュニティ形成に携われるのではないかと思い、入社を決めました。
現在の業務内容
現在は、2つのタイトルを担当し、コミュニティマーケティングに携わっています。いずれのコミュニティも「ユーザーの皆さまに継続的にゲームを楽しんでいただくこと」を目的としており、必要な施策を論理的に考え、それらを一つひとつ実行しているところです。
私の場合、施策を考えるときは、タイトルの全体的な運営方針からブレイクダウンしていくことと、自社や他社も含めて具体的な施策からその設計を抽象化し自分の施策に生かしていくような、双方向で思考をまとめることが多いですね。いわゆる、具体と抽象の行き来を繰り返す作業です。大きなビジョンを達成するために、コミュニティ運営ではどのような取り組みが必要なのか。可能な限り精度の高い施策を打ち出すために根幹の企画部分を思考することに時間を割くことが多いです。
先日は、担当タイトルのユーザーエンゲージメントをさらに高めるために、ファンアートやゲーム実況動画といった「ユーザー生成コンテンツ(UGC)」を盛り上げる施策を行いました。自分の作ったコンテンツをたくさんの人に見てもらえることがモチベーションとなっているUGC作成者の心理面を理解し、そこに刺さるような施策を企画。その結果、担当している既存タイトルを冠に据えたコンテンツ数が増え、既存ファンだけでなく、新たな層へのゲームのPRにもつなげることができました。ゲーム配信プラットフォームを手がけていた前職の経験を存分に活かせたプロジェクトでした。
やりがいを感じていること
コロプラに入社してから、想像以上に大きな裁量のもとで仕事を任せてもらっています。抽象的な課題と向き合うことも多く、先日は、担当タイトルにおいて「コミュニティ形成をする上で、そもそもSNSを活用することは適切なのか」「また、適切な場合、SNSの選択とその運用方法は何か」について、我々がとるべき立場と方向性を筋道立てて考えていきました。
結果として、ゲームのジャンルやコンセプトに魅力を感じてくださった方々にフォーカスしてコミュニティ形成を実施していきたいと考え、今回はユーザーコミュニケーションと相性の良いSNSを選択し活用することに決定し、ユーザーエンゲージメントの向上を図っていくことに決まりました。社会の中にSNSが浸透してからというもの、企業やブランドが規模の大きいプラットフォームのSNSアカウントを持ち、拡散や認知を目的としたキャンペーンなどの施策に取り組むことは当たり前になっています。しかし、その定石の前に一度立ち止まり、「タイトルとして最もふさわしいユーザーコミュニケーション方法は何なのか」をしっかりと考え、その手段と運用方法を言語化できたのは、とても貴重な経験でした。決められた手段や答えが見つけにくいコミュニティマーケティングの分野だからこそ、体系的な知見やノウハウをまとめる上で非常に有意義な思考だったと思います。

抽象度の高いテーマに挑戦できる環境
新しいゲームを次々と開発しているコロプラには、自分の専門分野のスキルを高めたり、知見をためたりするチャンスがたくさんあります。入社してまだ1年も経っていない私ですが、すでに2つのタイトルを経験しました。ルーティーンのように具体的に決められた業務は少なく、抽象度の高い課題に取り組み、実行することが多ので、0から1を生み出す思考力も鍛えられています。また、個々人の挑戦を応援するカルチャーもあるため、担当業務の中でやりたいと思ったことは、その合理性を示す提案ができれば、自ら責任を持って実行に移すことができます。いろいろな知識を得て、仮説検証を行い、実践していくサイクルを回せる方は、コロプラのマーケティング職として活躍できるのではないでしょうか。
多様な視点が集まる、フラットなチーム
コミュニティマーケティングを担うチームには、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが所属しています。異なる分野で経験を積んできたメンバーが集まっているからこそ、さまざまな角度からユーザーさまのことを考え、より客観的で確度の高い施策を企画・実行することができており、これから入社される方もあらゆる経験をこのチームで活かしていただけると思います。
社内のコミュニケーションはフラットで、とても風通しの良い組織です。物事を前に進めるために、相手を尊重しながらも建設的に意見を交わすことができるため、チーム内だけでなくデザイナーやエンジニアなどの他職種の方とも円滑にコミュニケーションをとりながら業務にあたることが可能です。
今後のキャリア
これからも目の前の業務に邁進し、「私はコミュニティマーケティングができます」と胸を張って言えるくらい、知識をつけ、実績を積んでいきたいです。
そもそもマーケティングという領域自体が、特に手段の部分で時代とともにスピード感をもって流動していく分野です。中でもコミュニティマーケティングは決まった手法が確立しておらず、その手段は多岐に渡る分野だと認識しています。だからこそ、自分で仮説を立て、その施策をトライして検証し、ノウハウを蓄積していく必要があります。コミュニティマーケティングをより深く理解し、知見と経験を活かして、会社や業界に貢献できる人材になれたらと目標を描いています。
これから入社する方へ
この仕事は、フレームワークに当てはめれば最適解が判明するというものではありません。担当するタイトルの状況やターゲット層などに合わせて、さまざまな要素を総合的に考え合わせながら、とるべき施策を企画・検討する必要があります。そのため、自ら仮説を立て、手法を探求する思考力と、その手段を実行していく行動力が求められます。
また、業界は問いませんが、カスタマージャーニーを考え、自社製品のお客様の行動設計を行ってきた方には、ぜひコミュニティマーケティング担当として参画していただきたいです。先ほども少しお話したように、コミュニティマーケティングは業界全体で知見がたまっていない状況にあります。ユーザー目線で思考を重ねてきた経験のある方と一緒に意見交換をしながら、各タイトルの最適解を見つけ出し、コミュニティ形成・運営のノウハウを蓄積していけたら嬉しいです。
コミュニティマーケティングの経験やマーケティング職種の経験は、必ずしも必要だとは思っていません。マーケティング未経験でも、これまでのキャリアの中でお客様の思考や行動について考え、お客様の行動を促していった経験があれば、コロプラはその経験自体をしっかりと見てくれます。私もマーケティング職の経歴はありませんでしたが、前職の、配信者、配信者の視聴者コミュニティと協力して配信プラットフォームを盛り上げる経験から、自分なりのコミュニティとコンテンツの関わり方を言語化し面接でアピールしたことで、この仕事に就くことができました。コミュニティマーケティングに携われたことで、自分自身のキャリアの可能性が広がったとも感じています。皆さんも自分自身の可能性を拡張させながら、コロプラのゲームを盛り上げていきませんか?
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