広告代理店からコロプラへ。経験を活かし、ユーザーの心を掴むマーケティングに挑戦する
プロモーションの方針を決め、各種クリエイティブの最終判断を行うマーケティングディレクター。
今回はコロプラのマーケティングディレクターにインタビューし、入社した決め手や印象に残っているプロジェクト、コロプラだからこそ得られる経験などを話してもらいました。

2019年入社 マーケティング戦略室 第2グループ マネージャー マーケティングディレクター
- Y.S.
2019年コロプラ入社。マーケティングディレクターとして、2タイトルのプロモーションに携わる。
クラフトビールやスニーカー、服が好きで、休日は庭仕事でリフレッシュ。 アニメや映画、小説、MVをよく観ていて、演劇にもときどき足を運ぶ。アートやサブカル、ファッションの歴史やトレンドにも関心がある。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
コロプラは、2社目に入社した会社です。前職は総合広告代理店で、新卒で入社してから、約10年間勤めました。この会社では営業職に従事し、主にアニメ・ゲーム業界などのエンターテインメント領域の企業を担当していました。具体的な業務内容としては、クライアントに提案する企画の立案やメディアプランニングを担当。受注した案件のプロジェクトリーダーを務めたこともあります。
個人的にもアニメやゲームが好きだったので、おもしろさを感じながら働いていたのですが、次第に代理店の立場では実現できることに限界があると感じるように。いつしか「コンテンツやユーザーと近い距離で仕事がしたい」と強く思うようになっていました。そこで、新たにチャレンジできるフィールドを求めて、転職活動を開始しました。
コロプラに入社した決め手
転職活動では、前職で培ってきた企画やプロモーションの経験を活かし、アニメ・ゲーム業界の企業の宣伝部やプロモーション担当、マーケティング職を中心に情報をチェックしていました。
いくつか応募した企業の中でもコロプラへの入社を決めたのは、最終面接後に行われたオファー面談で、ゲームに対する会社の熱い想いを感じ取れたからです。オファー面談を担当してくれた方は、特にプロモーション領域の業務について、かなりの熱量を込めて語ってくれました。この会社でなら、おもしろい仕事ができそうだ。そう直感したことで、コロプラに転職することを決意しました。
現在の業務内容
現在は、2025年1月にリリースした新作ゲーム『異世界∞異世界』と、すでに多くの方に楽しんでいただいている『アリス・ギア・アイギス』の2作品を担当し、それぞれマーケティングディレクターとしてプロモーションの方針策定や各種クリエイティブの最終判断などに携わっています。プロジェクトのディレクションの仕方は人によってさまざまだと思いますが、僕の場合、ユーザー目線で企画や施策の良し悪しを判断することが多いです。日課としているSNSチェックなどを通じてユーザーさまの声を拾い上げ、我々がやろうとしている施策がユーザーさまにどのような影響を与えるのかをしっかりと考えていき、最終的な決断を下しています。
プロジェクトチームのメンバーは約10名です。マーケティング担当者だけでなく、デザイナーやWeb広告の運用担当など、さまざまな部門から人が集まっています。各々が専門性を活かして企画を考えたり、施策の実行を担ったりしており、ディレクションを行う上では、各メンバーが自分の力を最大限発揮できるように、会話や意見交換がしやすい雰囲気づくりを心がけています。我々のチームは出社が基本のため、ふとした瞬間に隣席の人に話しかけて、議論が自然と広がっていく環境が作れたらと思っているんです。また、現場のメンバーの挑戦も応援しています。やりたいことがあるのなら、それが合理的な提案なのであれば、「とりあえずやってみたら?」と背中を押すことを大切にしていますね。
印象に残っているプロジェクト
これまで経験した中で印象に残っているプロジェクトは2つあります。1つ目が、最近リリースした『異世界∞異世界』のプロジェクトです。まずそもそも、これから世に出る新規開発タイトルを担当したのはこの作品が初めてでした。それに加え、『異世界∞異世界』はさまざまな人気アニメが順次途切れることなく登場してゲームを構成するという、これまでにない全く新しい建付けのタイトルだったため、マーケティングも非常にチャレンジングでした。王道の手法ではなく、ゲーム内に登場するアニメ作品ごとに打ち手を変えながら、ユーザーさまとコミュニケーションをとっていったため、自分の中でも貴重な経験ができたと感じています。
2つ目は、こちらも現在担当しているタイトルで、『アリス・ギア・アイギス』のコミュニケーション施策です。この作品は、僕がチームに参加した当時から熱心なファン層が形成できており、コミュニティとの信頼関係が構築できていました。そのため、以前からコミュニケーション施策の中で「ユーザーさまと共に楽しめるような“遊び”の要素」を取り入れていました。僕が2021年夏に携わったリリース3.5周年のアニバーサリーイベントでも、そうした“遊び”を意識。全国350カ所の駅に350種類のポスターを掲示して、キーワードを集めるとゲーム内アイテムを獲得できるようにイベントを構成したところ、ユーザーさまが僕の想像以上に盛り上がってくださったんです。ユーザーさまを巻き込みながら、理想的なコミュニケーションをとることができ、とても楽しく、やりがいのある仕事のひとつでした。
コロプラだからこそ経験できること
今、コロプラのマーケティング部門は大きな変化を遂げようとしています。ゲームの魅力やおもしろさをPRし、ユーザーさまとコミュニケーションをとるだけでなく、コロプラ、あるいはゲーム業界としてこれまで足を踏み入れたことがない市場の開拓や新規ユーザーの獲得など、新たな役割を担うことも求められるようになってきています。そのため、ここ最近スタートした新規開発タイトルのプロジェクトでは、開発担当者だけでなく、我々のようなマーケティング担当者も意見出しを求められる機会が多々あります。僕も先日、あるプロジェクトのコンセプトやテーマに関して意見やアイデアを発信してきました。ゲーム開発の最初期の部分から携われるチャンスが多くのメンバーに開かれているのは、新規タイトルを続々と開発しているコロプラならではだと思います。

今後のキャリア展望
マーケティング部門に求められる機能や役割が変わってきたからこそ、僕自身もこれからはゲームの企画段階から携わり、世に発表するまでの一連の過程に深く入り込んで貢献していきたいです。企画から参画したプロジェクトで、多くのユーザーさまに求められ、会社として利益を生み出せるようなタイトルを創出できたら。ユーザー目線を忘れずに、新しくおもしろいゲームをこれからも作り続けていきたいです。
会社のカルチャーや働く環境について
日々の仕事は、タイトルごとに他部署のメンバーを集めて1つのプロジェクトを形成して進めています。そのため、職種の枠組みを超えた連携は活発。他職種のメンバーと近い距離で、フラットにコミュニケーションをとることが可能です。
ゲーム業界では、一般的に開発部門にさまざまな施策の最終決定権があることも珍しくありません。しかし、コロプラでは各部門の現場メンバーの裁量が大きく、マーケティング担当者としても自分の意見が採用される機会は多くあります。また、個々人のチャレンジに寛容な組織風土があるため、タイトルや会社のためにやりたいと思ったことは実行に移しやすいと思います。自分の中で仮説を持った上で、「こういう施策に取り組みたい」というアイデアがあれば、それに対して「No」を突きつける人はいません。担当タイトルを盛り上げるためにあらゆる手段を用い、全力を尽くせるのが、コロプラのマーケティング職種ならではの特徴であり、良いところだと考えています。
あとは、チャレンジを応援するカルチャーがあるからこそ、全社的に新しいものに対して貪欲な人が多い印象です。新しいエンターテインメントや技術に対して、日々さまざまな情報を得て、学び、吸収している人が多いので、ゲームやアニメなどが好きで日頃からいろいろな作品に触れているという方は、その知識を仕事の中で活かしていただけるのではないでしょうか。
これから入社する方へ
どのような方がコロプラのマーケティング職種にマッチしているかを考えてみたのですが、まず言えるのは、やりたいことや思いついたアイデアを積極的に発言できる方は入社後すぐに活躍していただけると思います。コロプラでは、トップダウンの決定事項を現場が実行していく仕事の進め方は少なく、チームメンバーみんなで考えながら1つのものをつくり上げていくことが多いです。そうした中では、「自分はこうしたほうがいいと思う」「こういうことをやってみたい」という意見やアイデアは貴重な資源となります。自らの意志を持って、それを発信できる人に、ぜひ参画していただけたら嬉しいです。
これまでのキャリアとしては、広告代理店の営業職の経験は十二分に活かすことができると感じています。私も入社後、特に大きなギャップを感じることなく今日まで仕事をしてきました。活かせていない経験がひとつとしてなく、これまでの知見を総動員して業務にあたっています。ゲーム業界での経験が活きるのはもちろんですが、事業会社の宣伝部やtoC向けの商材を扱う企業で、「どうすれば生活者に自分たちの商品の魅力が伝わるか」を考えながら、ユーザーの行動設計やPR、広報、広告宣伝活動などに携わってきた方は、コロプラのマーケティング職種と親和性が高い気がしています。
先ほども少しお話した通り、コロプラには挑戦に寛容な文化があります。もしも今、「やりたいことがあるけれど、実行できないことが多い」とフラストレーションを感じている方は、ぜひ一度コロプラという職場を覗いてみてください。コロプラでなら、実現できることがあるかもしれません。いつか皆さまと一緒に働ける日を、楽しみにしております。
